ワクチン接種も3回目が始まりました。
漢方相談を継続していただいています患者様のワクチン接種後の傾向を分析していますと、漢方的にいくつか分かってきたことがあります。
①体質の影響が出やすい
漢方では
“体質を見極めて、その体質を改善する漢方薬を出す”
ということが大前提にあります。
「体質を見極める」ことが大前提ですので、患者様の体質は把握していなければいけません。
漢方でいう「体質」とは【熱体質】【冷え体質】【湿体質】【虚(不足や弱り)体質】などをいいます。
ワクチン接種したあとの経過を考察していきますと、体質が原因で発症する症状が、悪化または再燃することが多くみられました。
例えば、
仮に【熱体質】が原因で皮膚が痒くなる人がいたとします。(症状は特になにを当てはめてもかまいません)
ワクチン接種後、【熱体質】が悪化して痒みが強く出たり、痒みが治まっていたのに再燃したり、というふうな具合です。
漢方療法で、症状がよくなっていたり、症状が軽減していたりしたのにワクチン接種後にその症状が再燃したり悪化したりする患者様が多かったです。
当初これには頭を悩ませましたが、情報が集まってきますとどう対処すればよいかが分かってまいりましたので、それ以降は摂取前と摂取後の患者様の状況をみて漢方薬を調整しています。
これにより1回目接種のより2回目の方が体調が良かったという患者様や接種後の回復が早かったという患者様が多くなりました。また漢方の視点で体質を見極めることで、接種後の思わぬ反応にも対処できやすいことも分かりました。
漢方に携わる先生方にこの情報が少しでもお役立てにつながればと思います。
→ ②に続きます。
※注:このブログはワクチン接種を否定するものではありません。私もワクチン接種はしております。
池田東洋堂薬局
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