病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。
新臨床中医学
池田東洋堂薬局では「どこに行ってもよくならない」「(病気が)年齢のせいだからしようがないと言われた」「原因がわからない」「治療方法がない」という患者様のご相談がとても多いです。
現代の治療は『痛み』があれば『痛み止め』を『不眠』であれば『睡眠導入剤』をという対症療法を行います。ほとんどの場合、『痛み』や『不眠』の原因を治す治療ではなく、症状を抑える治療となります。
症状が抑えられるだけでもすごいことですし、痛みが緩和されたり、眠れるようになることは肉体的にも精神的にも非常に楽になりますので、なくてはならないものです。しかしながら、こういった優れた薬でも「効かない・効きが悪い」といった人が意外にも多い現実があります。
この場合は『症状を抑える薬』ではなく『原因を治す薬』が有効です。
その代表的な薬は『漢方薬』ですが、ただし漢方薬は『病気の原因を見つけ出す技術』と『原因に合わせた漢方薬を選び抜く技術』がとても重要となります。間違った漢方薬を使えば良くならないばかりか、かえって病気が悪化することだってあります。
新臨床中医学という学説は中国伝統医学(中医学)に関節負荷テスト法を取り入れ、また「症状」で病気の原因を判別していた方法から「症状の変化」で病気の原因を判別する方法に見直し、舌診も再検討することでより正確に原因の分析ができるようにまとめられたものです。
学説のあいまいな面をできるだけ体系化・理論化することで、いままでの診断方法からさらに細かくより正確に病気の原因を特定しやすくなっています。理論化し細かく分析できれば漢方薬の選別もしやすく、より原因を治す薬を導き出せるようになります。
原因を見つけ出す技術、漢方薬を導き出す技術があってこその漢方薬なので、どういう学説を用いるかはとても重要になります。
そして新臨床中医学はわかりやすいので、患者様自身で予防や養生がうまくできるようにもなり、体調管理が上手になる方も多いです(実はこれはとってもすごいことなんです)。
なにはともあれ、体験してみることが一番理解しやすいと思いますので、体調でお困りの方はぜひご相談くださいませ。