コロナや季節柄、精神疾患のご相談が増えています。
イライラ、憂うつ、不安感、やる気が出ない、落ち込む・・・
こういった精神症状は漢方療法がおすすめです。
抗うつ薬や抗不安薬などの向精神薬との併用も可能です。
また、長年向精神薬を服用していても漢方療法を併用することで精神状態や体調が良くなるばかりか、向精神薬の種類や錠数が徐々に減っていくケースも稀ではありません。
「イライラ」や「憂うつ感」「不安感」などの精神疾患の原因を漢方の視点からみますと色々と分かることがあります。
例えば
忙しい状態が続いたり、ストレスが溜まったり、疲れたりしているときはイライラしやすくなりますよね。
それこそがイライラの原因なのです。
・忙しいと脳疲労を起こしやすくなります。
・ストレスが溜まることは、脳の緊張が過度に高まった状態と考えます。
・疲れるということは、体の中の必要なエネルギーや栄養が失われた状態だということです。
こういった体質におちいってしまったことが原因で、イライラになったというわけです。(全てがそうというわけではありません。)
上記の例では、漢方的には「気滞(きたい)」「瘀血(おけつ)」「虚(きょ)」などの体質からイライラが発症していると考えます。
治療としては
「気滞」→ 気の流れをスムーズにする
「瘀血」→ 血の流れをスムーズにする
「虚」 → エネルギーや栄養を補う
です。
こういった漢方治療をおこなうことで、イライラが軽減していきます。
中には服用開始からすぐに精神的に楽になっていることに驚かれる方もいらっしゃいます。
イライラだけでなく、不安感や憂うつ感、やる気が出ないなどの症状も同じように原因を調べて体質を改善すればよくなっていきます。
精神症状には+α(プラスアルファ)が付いてくる
イライラや憂うつ感などが生じると
「頭が痛い・重い」
「体がだるい・重い」
「動悸がする」
「眠りが浅い」「寝つきが悪い」
「めまいやふらつきがある」
「食欲がない」
「耳鳴りがする・ひどくなった」
「かゆみが出る」
などの身体症状が付随していることがよくあります。
こういった症状も同じように体質を分析して
原因を調べれば治療ができるようになります。
意外と
「精神症状も身体症状も原因は同じだった!」
なんてこともよくあります。
原因が同じ場合、治療法も同じでよいので、治療を進めていくと『精神症状が良くなっていくにつれ、身体症状も良くなる』ということもよくあります。
漢方療法は薬だけじゃない
漢方療法において重要なことは、
「全体で考える」
です。
ただ薬を出すだけではなく、生活習慣や食生活、季節、環境など様々な影響を総合的に考え、食事指導や生活習慣指導、環境の改善のご提案などをすることも大事です。
誤った食事や生活習慣が病気を助長させていることはよくあります。
漢方ではそれらを総合して考えることは常識となっています。
また患者様のつらさを理解するように努め、お話をお聞きし他に楽になる方法はないかを一緒になって考えながらサポートさせていただくことも大事です。
「どうしたらいいのか分からない」「どこに相談したらいいのか分からない」「薬を減らしたい」「漢方薬も含めてトータルしてみてほしい」などございましたら池田東洋堂薬局へご相談ください。まずはお電話を。
池田東洋堂薬局
TEL:093-561-3562
北九州市小倉北区木町3丁目13-1
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