「ガンガンする痛み」
「重たい痛み」
「絞めつけるような痛み」
「ズンズンする痛み」
「目の奥の痛み」
…etc
『頭が痛い』といっても訴える表現は様々です。
他の病気のご相談の折に「自分は頭痛持ちです」という患者様は稀ではありません。
鎮痛剤だけではよくならず、筋弛緩剤や片頭痛薬、さらに向精神薬も
服用していても良くならないという方もいらっしゃるくらいなので
頭痛は改善しにくい病気の一つのようです。
新臨床中医学で考える『頭痛』
現代医学でも治療が難しい頭痛ですが、原因が分かれば
改善はできるケースは少なくありません。
新臨床中医学で考えますと原因を探るヒントが色々あることが分かります。
例えば
「ドクドクと脈を打っているような痛み」
の場合、熱体質をイメージします。
このタイプは暑い部屋やお風呂に入ると痛みが悪化することが多く
頭を冷やしたり、涼しいところに移動したりすると頭痛が軽減することはよくあります。
この場合、漢方薬で熱体質を改善すると頭痛も改善しやすくなります。
「重たい痛み」
の場合は冷え体質や痰湿(たんしつ)体質の人に多いです。
(痰湿とは体にたまった濃いいらないものを指します。)
冷え体質であれば、冷たいものを摂取した時や身体が冷えた時などに痛みが悪化しやすいです。
痰湿体質は、湿度が高い時に悪く、乾燥した日に良くなる傾向にあります。
痰湿体質の原因は飲食との関係が強く、「体にいいから」と摂取しているものが
実は痰湿を生じやすくさせていたなんてことはよくある話です。
また女性であれば、生理前や生理中、排卵時期などの
ホルモンバランスの変動によっても頭痛が憎悪することはよくありますが
これらは神経的な問題から発生していることが多いです。
この体質も漢方薬で改善をすることができます。
このように頭痛・片頭痛を改善するヒントは沢山あります。
そして漢方薬は体質を改善するものなので、体質が改善されていけば
段々と漢方薬を飲まなくても頭痛・片頭痛が出なくなっていきます。
病院のお薬も減らすことは可能です。
お困りでありましたら是非ご相談ください。
皆様の健康を一緒に考えサポートさせていただきたいです。
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