産後の不調をよくする漢方の視点

産後に体調不良が起こる人は多いです。

・疲労感

・精神症状(憂うつ、いらいら、やる気が出ない、不安など)

・肌荒れ

・痔

・関節痛

・頭痛

・朝起きられない

・髪が抜ける、細くなる

・爪が割れる

など体調不良はそのほか様々です。

イライラしたり、やる気がでなかったり、疲れたり、体調不良でなかなか家事や育児がはかどらない。そしてちゃんとできない自分を責めて、落ち込んで、疲れて…の悪循環。

思い当たることはないでしょうか。


でもこれはあなたのせいではありません。


こういう場合、新・臨床中医学(漢方)的には

・ちゃんとできなくて良い。

・逆にちゃんとしちゃダメ。

と考えます。


〇体はあなたを守ろうとしている

体や精神的な不調は、SOSのサインである場合が多いです。

頑張りすぎや我慢しすぎのサインが痛みや精神症状となって現れます。

これらのサインは、もっとひどくならないための心身のサインなので、ちゃんとしようと頑張ってしまうとよけいに症状が悪化してしまいます。

ちゃんとしなくていいんです。

手を抜きましょう。

楽をしてくださいね。

〇妊娠、出産は疲労しやすい

月経が起こる女性は、月経により出血します。

・漢方では、この時の出血で漢方的な栄養やエネルギーも出ていくと考えます。

・そして妊娠でも、胎児の成長に栄養やエネルギーが必要と考えます。

・出産時の出血でも栄養とエネルギーが出ていきます。

このように妊娠と出産で、漢方的な栄養とエネルギーがたくさん必要になることが分かります。

「つわり」がある人は食べる量が減るため、栄養やエネルギーが補充できずより疲労しやすくなります。

産後は母乳を作り出すのにも力を使います。

産後は授乳や育児から寝不足になりやすい人も多く、疲労が回復しにくい環境になります。


以上から疲労しやすい状態で頑張っているので、これ以上頑張らなくてよいのです。


〇漢方が強い味方になる

妊娠中や産後、またはその前から漢方的な栄養やエネルギーが不足(=「虚(きょ)」と呼ぶ)状態であるなら、漢方で栄養不足やエネルギー不足を回復することが出来ます。

この「虚」

・陽気虚
・気虚
・陰(いん)虚

に分けられます。

これらの「虚」を回復することで、上記のような肉体症状、精神症状が改善されやすくなります。

どの虚を回復すればよいかは、一人一人違います。

また、「虚」以外の体質とからみ合ってつらい症状が現れている場合もあるため

しっかりとした体質診断が必要となります。

ご自分で判断したり我慢したりせず、ぜひ漢方の専門家に相談してください。

楽になりますよ。


※池田東洋堂薬局では漢方相談は予約制ですので、まずはお電話にてご予約ください。 

 ・当日でも予約に空きがあれば、喜んでご予約を承らせていただきますが、早めにご連絡いただきます方がご希望の日時がとれやすいのでおすすめです。

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池田東洋堂薬局(漢方)

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