へバーデン・ブシャール結節など手の痛みに漢方を

令和7年5月14日(水) 漢方Web勉強会(小太郎漢方製薬主催)。

 今回のテーマは

へバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症の原因を考える

手の指関節の痛みや腫れ、骨の変形、こわばりなどの漢方的な原因の見極め方と治療法を解説させていただきました。

へバーデン結節やブシャール結節は保険医療では治療が難しいとされています。

最近では女性ホルモンの関係性も示唆されているためイソフラボン(エクオール)での治療で改善がみられる場合もあります。

ただエクオールでも改善されないケースも多く、そういったより治療が困難な場合にどうしたらよいのかを今回の講義でお話いたしました。


〇「指」で体質を見極める

漢方(中医学)の新しい考え方の新・臨床中医学という学説では、指の経絡に注目します。

親指:太陰

人差し指:陽明大腸

中指:厥陰心包

薬指:少陽三焦

小指:少陰経、太陽小腸

各指には上記の経絡が通っており、この経絡から体質を導き出す方法です。

例えば、

人差し指に腫れや痛みがある場合は

大腸経に関係する体質が考えられる。という具合です。

ですので、「〇〇指に問題があれば、冷え体質」「▢▢指だと熱体質」という具合に「指」を見れば痛みや腫れなどの原因が予測できるのです。

この予測から舌診や新・臨床中医学的問診などで確認して体質を見極めていきます。

指の関節の痛みや腫れの漢方相談ではまず初めに

「どの指ですか?」

という質問を私は必ずします。

腱鞘炎(ばね指)母指CM関節症手根管症候群などそのほかの指関節の痛みや腫れ、こわばりなどの症状でも改善できますので、指を見る漢方療法はおすすめですよ。


※漢方相談は予約制ですので、まずはお電話にてご予約ください。

 ・当日でも予約に空きがあれば、喜んでご予約を承らせていただきますが、早めにご連絡いただきます方がご希望の日時がとれやすいのでおすすめです。 

 ・小さなお子様連れOK 

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 有限会社 池田東洋堂薬局

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池田東洋堂薬局(漢方)

病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。お気軽にご相談ください。