漢方は、あなたの強い味方になってくれます。
その利用は大きく分けて2つあります。
一つ目は
❶体を若返らせる
です。
不妊治療でうまくいかない大きな理由のひとつとして
卵子を作り出したり成長させたり排出させたりする漢方的なエネルギーや栄養の不足
が挙げられます。
「精子数が少ない」「運動率が低い」も同様の場合が考えられます。
このエネルギーや栄養は、子宮内膜をしっかりと肥厚させることや十分な卵胞ホルモンや黄体ホルモンを作り出し、元気な卵子を生み出すことにもつながります。
漢方ではこれらのエネルギーや栄養を腎陽気、脾気、腎陰とよびます。
腎陽気や腎陰、脾気は女性では28歳、男性では32歳をピークに低下していくと考えられています。
ただしこれはあくまで目安なので、もっと早い年齢でピークを迎える人もいます。
また腎陽気や腎陰などが生まれつき少ない人や過労や食生活の乱れのためこれらが少なくなっている人もいます。
病院で治療をしていても「採卵数が少ない」「卵子の状態がよくない」「ホルモン値などが低い」「精子数が少ない」「運動率が低い」などがあれば、腎陽気や腎陰、脾気の不足を疑います。30代後半以降であれば特に不足は高まりますので、積極的な腎陽、腎陰、脾気の補充が必要となります。
漢方療法では、腎陽気や腎陰、脾気を補うことができるので、補うことで肉体が若返り、漢方療法をおこなう前よりも採卵数が増したり、状態の良い卵子を生み出すことが出来たり、ホルモン値が改善したり、子宮内膜がしっかり肥厚するようになったりします。
またお肌や髪、体も元気になるので喜ばれます。
〇不足を調べる方法
腎陽気や腎陰、脾気が不足しているかどうかを調べる簡単な方法があります。
それは「舌」をみる方法です。
漢方では舌診(ぜっしん)とよびます。
こんな舌が不足のサイン
・舌がひび割れている(裂紋舌)
・舌に歯形がついている(歯根舌)
・舌が出ない、短い(短舌)
・舌の厚みが薄い(痩舌)
・舌が小さい(小舌)
・舌苔が剝がれている(剥離舌)
上記の舌の状態であれば、漢方で補うことをおすすめします。
ただし、何を補えばよいかは人それぞれです。
自分の体質に合わないものを補うと体調不良をおこす場合もありますので、自己判断せず漢方の専門家にご相談ください。
②へ続く。
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