答えは一つじゃない。漢方Web勉強会(沖縄編②)

7月16日(日)は日本専門薬局同志会沖縄連合会様の特別研修会にて

新・臨床中医学(漢方)の講義をさせていただきました。

今回は第2回目ということで、中医学(東洋医学)を違う角度から考える話もしました。


中医学は勘違いされがち

中医学はとても素晴らしい学問ですが、抽象的なところもあいまいなところもあり、色々なとらえ方ができます。


色々なとらえ方ができるはずなのに

「〇〇だったら△△体質である」

といった決まり事のようなものがいくつもあります。


本当は決まり事ではなく、いくつも考えられる内の一つの答えなのですが、一つの答えしかないように現代では伝えられていることが多いです。


中医学(漢方)の世界では、中医学(漢方)が意外と上記のような勘違いをされがちなことが多いので、本当にもったいないことです。

ひとつの答えしかないと思っていたことを、実はいくつも答えがあるという視点に変えることができれば、漢方の世界が格段に広がり、飛躍的に技術が向上します。

「五臓(行)色体表」も一つの考え方で、視点が変わると説明がうまくいかなくなる場合もあることを勉強会で説明しました。(視点を変えてみることができるようになることはとても大事。)


中医学では一つの決まり事だけが正しいと勘違いされがちですが、実はとらえ方で色んな正しいが現れます。これが理解できてくると中医学(漢方)を勉強することがより楽しくなります。


実際に講義を聞かないと何を言っているかわからないと思いますが、正しい知識で中医学を実践すれば、たくさんの人を元気にできるという内容のお話でした。


次回公演は11月。ちょっと一休みできそうです。


池田東洋堂薬局

TEL 093-561-3562

福岡県北九州市小倉北区木町3丁目13-1

池田東洋堂薬局(漢方)

病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。