セミさんありがとう

夏、

梅雨が明けるとセミが脱皮し

セミの抜け殻があちらこちらで見かけますよね。

そしてセミの鳴き声に暑さが一段と増します。

この間もセミがミンミン鳴く中を通勤していると

見つけましたよセミの抜け殻♪♪♪

「なに喜んでるの!?」

とお思いでしょうが、漢方を勉強している者なら

誰しもが嬉しくなるのです♪(全てではないかもしれませんが・・・)

なぜなら、セミの抜け殻も漢方薬で使われているからです。

漢方ではセミの抜け殻を

蝉退(せんたい)

と呼びます。

この蝉退、日本では主に皮膚病の『かゆみ』によく使われます。

中国では昔からのどの痛みや目の充血、夜泣きや熱によるけいれん・ひきつりなど

色々な症状に使われています。

ですので、セミの抜け殻を見ると

「こんな体質のこんな症状に効く良い薬なんだなあ~♪」

と思い、ちょっぴり嬉しくワクワクしてくるのです。

ちなみに漢方薬として使用される蝉の抜け殻は

スジアカクマゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ホソヒグラシ・・・

など様々なようです。

セミの鳴き声はうるさくて暑苦しくなるときもあるけど

抜け殻という名のお宝(薬)を残してくれるにくめないやつ!

抜け殻で体が良くなるなんて

セミさん本当にありがとう!!


池田東洋堂薬局(漢方)

病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。