【精子の状態から考える】
『精子の状態は正常』は本当に安心!?
『精子の状態がよくない』という相談は多いです。
ただ『精液検査で正常でした』という人の中にも
潜在的な『状態がよくない』場合があります。
検査で『正常』だったとしても仕事が忙しくなり
ストレスや疲れ、睡眠不足、生活習慣の乱れなどが続くと
精子の状態が悪くなることはよくあります。
しかしこのことを認識している人は意外にも少ないのです。
精子の状態も考える
不妊治療では一般的に
『卵子の質を高めましょう』
ということは雑誌などでもよく目にしますが
『精子の質を高めましょう』
というのはあまり目にしません。
卵子と同様、精子も年齢とともに老化することが
分かっているのにです。
女性だけに目を向けるのではなく
男性の健康にも目を向けるべきだと思います。
なかなかうまくいかない場合は尚更です。
弱っている精子よりも元気な精子の方が
成功する確率は上がります。
精子の状態を改善するには
漢方では
『精子の量が少ない』『運動率が悪い』などは
「気」や「陽気」といったエネルギーや
「陰(いん)」という漢方的な栄養の不足が
関係していると考えたり
『正常形態が少ない』では
気や血の流れがスムーズに流れずに滞ることが
関係していると考えたりします。
であれば、これらの体の状態を改善すれば
精子や精液量が増え
ちゃんと運動する精子が多くなり
正常な形の精子が増えるようになっていきます。
更に漢方は
薬だけで改善するのではなく
食事や生活習慣も考えますので
色んな面から精子の状態が良くなることを考えるだけでなく
状態が悪くならないようにも考えます。
打つ手が見つからなかった方でも
精子の状態を漢方(新臨床中医学)で考えてみると
いい方法がみつかるかもしれませんよ。
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