漢方には舌をみて体質を調べる方法があります。
これを『舌診(ぜっしん)』と言います。
新臨床中医学では漢方医学や中医学とはベースは基本的に
一緒ですが少し違う見解のところもあります。
舌診は『舌』と舌の上の『苔(こけ)=舌苔(ぜったい)』を診ます。
舌の形と色、舌苔の形と色をみるわけですが
これがまたどうして色んなことがわかります。
例えば
〇舌に海溝のような割れや溝があったり、歯形がついていたり、
舌自体が薄かったり、小さかったりするとそれは
身体の弱りや体の中の必要なものが不足していると考えます。
〇舌苔の濃さや形から
食べ過ぎや便秘、下痢、水分の摂り過ぎなどが分かります。
舌苔が一部または全体的に剥げていると
弱りや疲れの状態があると考えます。
〇舌が真っ直ぐに出ず、斜めに出たり反っていたりすると
血や気の流れが悪い状態にあると考えます。
ですので舌診で分析することにより
『ストレスをためてイライラしている』とか
『最近食べ過ぎている』とか
『忙しくて疲れている』など
具体的に色んな事が分かります。
ドラマやCMなどで『あっかんべー』をしている役者さんを見ると
「この俳優さんはイライラしてるのかな?」とか
「この俳優さんは弱っているな」
などという目で見てしまい、内容が頭に入ってこないことがあります(笑)
なので私にあっかんべーをしてもあまり効果はありません。
だってあっかんべーの舌が気になって仕方ないからです!
職業病です(笑)
ただあっかんべーをされるようなことはまずないですけど。
・・・のはず。
・・・いや恐らく。
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