池田東洋堂薬局では様々な皮膚病のご相談を受けます。
『爪に掌蹠膿疱症が現れ、黄色く変色し、爪が少しずつ
分厚くなっていく。治療はしているが良くなる気配がない。』
という掌蹠膿疱症の中でも少し特殊な相談もありました。
この患者様は新臨床中医学の方法を用いて漢方薬を投薬することで体質が改善され、徐々に爪の厚さが正常になり、変色も治っていきました。
皮膚と飲食物の関係
上記のように漢方薬を正しく使用すると治療が難しい皮膚病でも
うまくいくことが多いですが、皮膚病の漢方相談では
とても気をつけないといけない重要なことがあります。
それは・・・・
『飲食物』
です。
アトピーでも掌蹠膿疱症でも乾癬でも蕁麻疹でもある程度は
改善されるのに『あと一歩』がうまくいかないことがあります。
そんな時に飲食物の内容を細かく聞き直していくと、
実は体質に合わない食べ物や飲み物を摂取していた
なんてことはよくある話です。
その体質に合わない飲食物をやめると『あと一歩』が
うまくいくようになるなんてことはよくある話です。
体質に合わないものは人それぞれですが、ある人はそれが『納豆』だったり、ある人は『生姜』だったり、『果物』だったり『アルコール』、『おかき』、『ヨーグルト』、『唐辛子』・・・・など千差万別です。
『納豆』や『ヨーグルト』などはテレビや雑誌で健康に
いいものとして紹介される代表的なものでありますので、
まさかそれらが自分の体質に合わないなんて誰も疑いません。
上記の食べ物が悪いのではありません。
摂取すると体調が良くなる人もいます。
自分の体質に合っていないものが痒みや赤み、炎症などを助長してしまうということなのです。
つまり肌(健康)によい食べ物は人それぞれ違います。
体質に合った飲食物がその人にとっての良いもので、
体質に合わないものはその人にとって良くないものです。
症状の変化があれば治る
ひどいアトピーや掌蹠膿疱症、原因の分からない湿疹など、
西洋医学では難治性の皮膚疾患でも
「温まるととてもかゆくなる」
「緊張するとかゆくなる」
「甘いものや脂っこいものを食べるとかゆくなる」
「お酒を飲むとかゆくなる」
「疲れるとかゆくなる」
「夜中寝ているとかゆくて目が覚める」
など【かゆみ】という症状だけをとっても、色んな状況下で変化するという人は多いのではないでしょうか。
まさしくこれこそが、病気を治すとても重要な情報なのです。
新臨床中医学(漢方)ではこの症状の変化で、その人がどんな体質か分析できるようになります。
体質が分析できれば、その人の体質にどんな漢方薬がいいのかが分かります。
今まで抗アレルギー剤を使用しても、ステロイドを服用してもあまり効果がなかった方でも症状の変化から改善する方法がみつかることはよくあることです。
池田東洋堂薬局では、
「どこに行ってもよくならない」
「治療法がないと言われた」
「漢方薬を試したが変わらなかった」
などの患者様でも改善された方はたくさんいらっしゃいます。
あきらめずにご相談ください。
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