連載6回目

小太郎漢方製薬様の季刊誌「協力会だより」への連載6回目。

今回のテーマは

【気滞(きたい)】

です。

【気滞】は気の流れがスムーズに流れなくなった状態をいいます。

ストレス頭の使い過ぎ目の使い過ぎ神経の遣い過ぎなどから生じることが多いです。

本稿では、【気滞】の鑑別法や使用する生薬や処方の紹介などを書いています。

現在の日本の漢方処方の捉え方は、処方の中の一つ一つの生薬を考えることが少なく、効能効果で考えがちになっている傾向が多いです。そのため、漢方処方の使用できる幅がとても狭くなっています。

「処方」で考えるのではなく「生薬」で考えることで色んな幅広く症状や病気に対応できるようになることを今回も書いています。


「病は気から」

というように【気】の流れが滞ることによって体調が悪化したり、病気が発症したりすることはとてもよくあります。

新・臨床中医学舌診動き負荷法を使用するとすぐに【気滞】があるかどうか判別できます。

【気滞】を見極めることが病気や症状の改善につながりやすいので、今回も医療従事者の先生方や医療関係者の方々に少しでもお役に立てたらいいなと思います。


池田東洋堂薬局

TEL 093-561-3562

北九州市小倉北区木町3丁目13-1



池田東洋堂薬局(漢方)

病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。