【サウナ―】
サウナの愛好者をこう呼ぶそうです。
最近「サウナ」に通う【サ活】が流行っているという記事を見かけまして
「へえ~」
というだけの印象だったのですが、そしたら翌日テレビでも
「サウナがブーム♪」
なんて調子で放送していたものですから
ちょっとブログを書いてみました。
サウナで弱る危険!?
週に何度もサウナ通い♪
好きでサウナに通うことにはなにも言うことはありませんが
健康のために週に何度もサウナに通うのはオススメしません。
漢方的に『大量の汗をかく』というのは
『体を弱らせている』ことにつながると考えます。
漢方では
汗は【津液(しんえき)】や【血(けつ)】といわれる体内の栄養から作られると考えます。
また、
汗は【気】や【陽気(ようき)】いわれる体内のエネルギーを使って体外へ排出されるとも考えられているのです。
つまり、
大量に汗をかくということは
大量に体内の栄養やエネルギーを消費している
ということなのです。
週に何度も大量の汗をかいていたら
当然弱っていきます。
【津液】は体を潤すための栄養物質ですので
津液不足になれば、乾燥しやすくなり、お肌がかさついてきます。
そのほかにも、のどや目、鼻腔などの粘膜が乾燥したり、ひりついたり、
痰が濃くなったり、消化液不足で消化がうまくいかなくなったり、
便に潤いがなくなり便秘になったりすることもあります。
【血】不足になれば、上記の症状やのぼせ、動悸、疲労、経血の減少や貧血、月経不順、不妊、髪の毛や肌の弱り、精神不安、不眠などの症状が生じる可能性が高くなります。
【気】【陽気】不足でも疲れやすくなったり、冷えたり、消化機能の低下、風邪を引きやすくなる、冷える、臓器下垂、不正出血、脚力の低下、持久力低下などを引き起こす可能性があります。
サウナに入ると必ずこういった症状が出るわけではありません。
週に何度もたくさん汗をかくような入り方が病気を招く可能性があるということです。
スポーツだって毎日激しくしていたら体にガタがきますし、百薬の長と呼ばれるお酒だって少量ならいいかもですが、度を超すと体を悪くします。
『過ぎたるは猶及ばざるが如し』
です。
サウナのように体を温めた方がいい人もいますし、冷やした方がいい人もいます。
体を動かした方がいい人、じっと休んだ方がいい人など、体にいいことは人によって異なります。
サウナは適度に楽しむという方がいいのかもしれません。
岩盤浴や半身浴も同じことが言えますので、汗の出しすぎに注意してくださいね。
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