熊本へ舌診のお話をしてまいりました!
熊本駅でどでかいくまモンの頭がお出迎え。
「舌診の良さを他の先生方にも知ってほしいので千代丸先生ぜひお願いします!」
という熱いラブコールをいただいたので今回は熊本まで行ってまいりました。
他の記事でも書いたことがありますが、漢方相談において「舌診」を取り入れている専門家は少ないです。取り入れていても舌診をとても重要視している専門家は非常に少ないです。
舌診をしないなんてものすごく残念です。
『舌診』は舌の状態からその人の体質がある程度分かります。
どんなことが分かるかと言いますと、
すぐに分かるのが
【疲れ】や【体に必要なものが不足している状態】
【神経疲労(ストレスや気疲れ、頭の使い過ぎなど)】
【食べ過ぎ】や【食事の偏り】
です。
これらは舌に現れやすいです。
舌の形(舌質)や舌の表面に出てくる苔状のもの(舌苔)、舌の色や舌の出かたなどによって
パッと見ただけでも分かることはよくあります。
また舌を経過観察していますと
舌質や舌苔が変化することはよくありますので、その状態の変化から
「疲れがいつもより強く現れている。疲れることがあったかな」
「最近何か食べ過ぎているんじゃないかな」
など予想がすぐに立てられるのです。
こういった情報から漢方薬の内容を加減したり
食事や生活習慣の見直しを提案したりすることができ
治療だけでなく予防や養生までその人に合った具体的なプランが提供できるようになるのです。
ですから
「舌診しないなんて!」
と思ってしまうわけです。
今回は舌診のお話をする機会を与えていただいた熊本の先生に感謝です。
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