みなさん、生理痛はあって当たり前だと思っていませんか?
漢方では『生理痛が無い』が正常と考えます。
なぜこんな話から始めたかといいますと、
漢方相談を専門にされていらっしゃる先生のこんな話をお聞きしたからです。
出版社の方と打ち合わせをしていた時に
「生理痛は無いことが正常ですよ」
と僕が言うと
『えーっ!?生理痛があるって正常じゃないんですか!?』
とみなさんに驚かれちゃってね。
生理痛があることが当たり前で正常なことだ、と世間一般では考えるみたいなんだよ。
これには逆に僕の方が驚かさちゃったよ。
このお話をお聞きしたしたときは、私は逆に驚きました。
生理痛は「からだに異常があるから起こる」と考えるのは漢方の世界では常識だからです。
生理痛は体質
それでは正常でないなら何なのでしょうか?
漢方では生理痛は主に【瘀血(おけつ)体質】が原因と考えます。
【瘀血】とは漢方で言う『血がスムーズに流れず滞(とどこお)りが生じた状態』を云います。
ですので、瘀血体質を治せば多くの生理痛は改善します。
【瘀血】以外にも生理痛になる原因はあります。
・疲れると痛みがひどくなる人。
・温めると痛みが軽くなる人。
・動くと痛みが軽くなる人。
・冷やすと痛みが軽くなる人。
・食べ過ぎると痛みがひどくなる人。
など、痛みの変化も人それぞれですので、
その変化(体質)によって治療もそれぞれのパターンに合わせて行います。
失神するほどの強い生理痛でも体質を改善すれば、痛みが楽になり生理が来るたびに辛い思いをしなくてもよくなっていきます。
新臨床中医学は問診いがいにも舌診(ぜっしん)や脈診、関節負荷テスト法など様々な方法で体質を分析します。
これまでの治療(漢方治療も含む)で改善されなくても、大変多くの方々がよくなっていらっしゃいますのでお困りの方は是非ご相談ください。
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