10月20日(木)、医療関係者向けZoom漢方講座(小太郎漢方製薬様主催)で講師を務めました。
今回のテーマは
「コロナ禍に流行する柴葛解肌湯や咽頭痛に銀翹散・板藍根が
最適解かを検討してみる」
新型コロナウイルスによる感染拡大により
「コロナには漢方薬の〇〇がよい」
「味覚障害には漢方薬の〇〇が効く」
という話を医療業界でも耳にします。
でもね。
コロナって変異するわけで、変異すれば漢方薬も変えなきゃダメなんです。
また、同じ株でも個人個人で症状も違うし、症状の強弱も違うわけですから同じ漢方薬でいいわけがないんです。
漢方では同じ病名でも、お一人お一人丁寧に体質を見極めて、それぞれに合った漢方薬を飲んでいただくのが鉄則ですから
「コロナに漢方薬の〇〇がよい」は適切ではありません。
漢方薬名は大事ではなく、お一人お一人の体質を見極めることが大事なので惑わされちゃだめですよ。
漢方薬名ではなく、その漢方薬の中身の生薬で考えてくださいね。
というような内容を中心に講義しました。
今年は、講演のお仕事はこれで一応終了ですが、来年はこの勉強会が年4回とさらに薬業団体様から年3回の講演依頼も承っているので、体力がもつか心配です(^▽^;)
来年も漢方薬を飲んで乗り越えなきゃ。
時間の都合がつくようでありましたら今のところ講演依頼も受け付けておりますので、その場合は池田東洋堂薬局までお電話賜りますようお願い申し上げます。
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