入浴から体質を考える(漢方)

医療関係者向けZoom漢方講座で講演いたしました。(小太郎漢方製薬様主催)

２００名近くの受講となり有難い限りですね。

今回のテーマは

「入浴から読み取る体の情報」

「入浴」をテーマにした専門家向けの漢方の講義はとても珍しいです。

お風呂に浸かることで読み取れる体質があるのですが、この方法は現在まだあまり知られていません。

漢方では「体質を見極める」ことが最重要課題ですので、体質を読み取る方法は少しでも多く知っておきたい情報であります。

「入浴」から体質を読み取る方法は、有効である場合が多く、理解しやすいので先生方にもご活用いただきたくて今回はこのようなテーマにしてみました。

例えば、

お風呂の温度が４２℃が快適な人もいれば、３８℃が快適な人もいますよね。

また、

長くお風呂に浸かりたいという人もいれば、１分も浸かれないという人もいます。

お風呂に浸かることで体調が良くなる人や気分が悪くなる人もいます。

これらは全て体質がそうさせます。

体質が変われば上記のような反応も変わる場合が多いです。

こういったことを新・臨床中医学（漢方）の視点から解説させていただきました。

また今回は「コロナ感染の漢方相談」や「コロナ感染後の後遺症の漢方相談」の実際の問診で、「入浴」から得られる情報を基に体質の見極めや漢方薬の選別のお話もさせていただきました。

全国的な漢方の技術向上を目指して次回の講演も頑張りたいと思います。

（たまに個人的な講義もできたらいいなと思っています。)

池田東洋堂薬局

北九州市小倉北区木町3丁目13-1

TEL：093-561-3562