不安感・いらいら・憂うつなど

今回は精神症状をテーマに講演させていただきました。

精神症状の漢方相談にいらっしゃる方のほとんどが、抗うつ剤や抗不安薬などの向精神薬をご服用されていて、それでも改善があまりみられないと訴えられます。


そこで漢方という視点から考えみますと、改善策がみえてくる場合が多いです。

そこで今回は、既存の漢方療法で改善がみられない場合でも、新・臨床中医学を用いて弁証論治(体質を見極めて、体質に合わせた治療をする方法)をおこなう方法を解説さていただきました。

問診だけでなく舌診脈診動き負荷法夢診断法など様々な弁証法を用いて、お一人お一人の体質を見極めていきます。

体質が見極められますと、その人その人に合った漢方薬はもちろんのこと、その人に合った飲食物や合わない飲食物も分かりますし、生活習慣の注意点なども分かります。

ですので、ご自身でもどんな時に症状が悪化しやすくなるとか、軽くなるとか、飲食物での悪化や軽減も判別しやすくなります。


今まで何が原因でどんな時に症状が強く出るのかなどなにも分からなかったことが、漢方的に原因が分かるようになりますし、予防や養生もできるようになりますので、より安心感が生まれてきます。


精神症状は体の不調から起こることも多く、新・臨床中医学(漢方)的に体の不調をよくしていくと精神症状も和らぐことが多いです。


カウンセリングが大事な場合も多いですので、体の不調と併せて両方から考えられるといいなと思います。


今回のご参加人数は178名だと伺っております。

有難いですね(*^-^*)


全国の先生方の治療やご相談の糧に少しでもなることができたら嬉しいです。

池田東洋堂薬局(漢方)

病気の原因が分からず、「治療がうまくいかない」「治療薬自体無い」というご相談をよく受けます。そんな時に『新臨床中医学』の視点で考えると改善方法がみつかることは稀ではありません。少しでも多くの方のからだの悩みや苦しみが、少しでも軽くできたらと思いホームページを開設しました。